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センターについて

日本造血細胞移植データセンターは、国内で行われた骨髄移植、さい帯血移植などの造血細胞移植の患者・ドナーデータを収集し、解析します。これによって、移植実施状況の正確な把握、移植成績の公表、造血幹細胞移植の臨床研究の推進に貢献し、造血幹細胞移植医療の向上をめざします。

目的

造血細胞移植を受けた患者、並びに造血細胞を提供されたドナーの情報を収集し、集計・解析することにより、治療成績および安全性の向上を図り、よって患者およびドナーの福利に資するとともに、広く造血細胞移植の研究、教育、および診療の向上を図ることを目的とする。

役割

  • 造血細胞移植患者における臨床成績の集計・解析・評価・公表
  • 造血細胞提供ドナーの健康情報の集計・解析・評価・公表
  • 造血細胞移植臨床研究の推進
  • 国内外の関連組織との交流

事業内容

第一部門(登録):造血幹細胞移植患者・ドナー情報登録事業

  • 造血細胞移植全国調査
  • 造血細胞移植データ一元的集計・解析事業
  • ドナー事前登録・フォローアップ事業
  • 市民向け情報提供

第二部門(研究):造血細胞移植研究事業

  • 全国調査データを利用した研究/研究支援
  • 二次調査を伴う臨床研究/研究支援
  • 造血細胞移植臨床研究の統計解析

ご挨拶

一般社団法人日本造血細胞移植データセンター事業開始に当たって

平成26年1月1日

平成26(2014)年1月1日からの“移植に用いる造血幹細胞の適切な供給の推進に関する法律”全面施行にあたり、一般社団法人日本造血細胞移植データセンター(JDCHCT)よりご挨拶を申し上げます。

JDCHCTは平成25(2013)年3月7日に一般社団法人として登記、同年10月1日より事業を開始致しました。JDCHCTの構想は2011年末に始まった本法案準備の初期の段階から、造血幹細胞移植を受けた患者さんの治療成績と造血幹細胞を提供したドナーさんの安全性の向上、ひいては造血細胞移植医療の更なる発展のため、移植患者、提供ドナーの全国調査事業を充実させることを目的に設立が検討されてまいりました。

こうした事業はそれまでは日本造血細胞移植学会(JSHCT)が、日本小児血液・がん学会(JSPHO)、日本骨髄バンク(JMDP)、日本さい帯血バンクネットワーク(JCBBN)と共同で行ってきた移植症例全国調査と一元的集計・解析事業並びにJSHCTによる血縁造血幹細胞ドナー事前登録・フォローアップ事業、JMDPによる非血縁ドナーのフォローアップ作業として取り組まれてきたものでありますが、この度国がこうした自主的事業(作業)を全体として評価するとともに、今後はこれらを総合的に強化し、そこから得られるデータを広く国民に開示することを法に定め、国庫補助を行うことになったものです。JDCHCTは一般社団法人としてJSHCTからは独立した形態となりましたが、事業の内容はこれまでJSHCTの寄付講座である名古屋大学造血細胞移植情報管理・生物統計学講座が担ってきたものを継承、発展させることになろうかと思いますので、引き続き質の高いデータを産出すべくJSHCT、JSPHO、JMDP、JCBBNの皆様とともに頑張りたいと思っています。

そして新規事業として、これらのデータを患者さんやドナーさん、造血細胞移植領域に関連・関心の深い国民各層の方々にも分かりやすい形に加工し、開示するという業務も行います。“分かりやすい形に加工する”という作業は、今まで基本的には移植関連医療従事者を対象としてデータを作成してきた者達にとっては、なかなか大変な作業かとも思いますが、幸い本社団法人社員・理事の中には患者さん、ドナーさんを代表する方々も居られますので、その方たちを窓口に広く国民の皆様が望んでおられるデータの形を把握し作成して行きたいと思っています。

データ開示の方法としては、本社団法人、JSHCT、JMDP、全国各臍帯血バンクの各HP、法律に定められた支援機関(日本赤十字社)設計のポータルサイトいずれからでもアクセス出来るようにしたいと思いますし、将来的には行政のウエブサイトにも掲載いただけるようにしたいと考えています。

JDCHCTの運営には社員総会、理事会の他、各種委員会が必要になってくると思います。中でも当面必要なデータ管理委員会、倫理審査委員会に関しては、経験豊富なJSHCT造血細胞移植登録一元管理委員会、倫理審査委員会に“一人二役”をしていただくこととしました。その他必要な委員会はその都度定めて行きたいと考えています。

JDCHCTは“一つの治療法を軸としたアカデミックなデータ集積・解析機構であり、しかもその情報は広く国民に開示される”という点に於いて稀有な存在であり、その成功は他に医学・医療領域にも良き影響を与えると考えます。JSHCTをはじめとする関連医学・医療界の方々並びに多くの国民の皆様とともに誕生まもないこの機構を大切に育てて行きたいと思っています。 末尾になりましたが、新しい年が皆様方にとってこれまで以上に良き年であることを願い、事業開始のご挨拶といたします。

組織

日本造血細胞移植データセンター組織図

組織図

理事・監事(2023年9月現在)

理事長 岡本 真一郎 (慶應義塾大学)
理事 熱田 由子 (日本造血細胞移植データセンター・センター長)
石丸 文彦 (関東甲信越ブロック血液センター)
一戸 辰夫 (広島大学原爆放射線医科学研究所)
小寺 良尚 (愛知医科大学)
田渕 健 (東京都立駒込病院・東京都福祉保健局)
豊嶋 崇徳 (北海道大学)
中尾 眞二 (石川県赤十字血液センター)
福田 隆浩 (国立がん研究センター中央病院)
監事 鎌田 麗子 (弁護士法人ALG&Associates)

委員会

造血細胞移植登録一元管理委員会

規約類は、「研究関連」ページ内、「造血細胞移植登録データ利用申請」に掲載されています。

倫理審査委員会


定款


事業報告書


決算報告書

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