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センターについて
日本造血細胞移植データセンターは、国内で行われた骨髄移植、さい帯血移植などの造血細胞移植の患者・ドナーデータを収集し、解析します。これによって、移植実施状況の正確な把握、移植成績の公表、造血幹細胞移植の臨床研究の推進に貢献し、造血幹細胞移植医療の向上をめざします。
目的
造血細胞移植を受けた患者、並びに造血細胞を提供されたドナーの情報を収集し、集計・解析することにより、治療成績および安全性の向上を図り、よって患者およびドナーの福利に資するとともに、広く造血細胞移植の研究、教育、および診療の向上を図ることを目的とする。
役割
- 造血細胞移植患者における臨床成績の集計・解析・評価・公表
- 造血細胞提供ドナーの健康情報の集計・解析・評価・公表
- 造血細胞移植臨床研究の推進
- 国内外の関連組織との交流
事業内容
第一部門(登録):造血幹細胞移植患者・ドナー情報登録事業
- 造血細胞移植全国調査
- 造血細胞移植データ一元的集計・解析事業
- ドナー事前登録・フォローアップ事業
- 市民向け情報提供
第二部門(研究):造血細胞移植研究事業
- 全国調査データを利用した研究/研究支援
- 二次調査を伴う臨床研究/研究支援
- 造血細胞移植臨床研究の統計解析
ご挨拶
白血病など難治性の血液疾患、免疫・代謝異常症に治癒をもたらす骨髄移植は米国で1960年代に開始され、日本では1970年代に開始、1980年代に入り普及していきました。その後末梢血幹細胞移植、臍帯血移植とドナーソースが拡大し、造血細胞移植と総称されています。造血細胞移植は、健康なドナーからの再生医療かつ免疫細胞療法であり、より良い治療法へと改良していくためには、ドナーと患者の安全性と有効性の長期にわたるフォローアップが必須です。1972年に米国でIBMTR(現在CIBMTR)、1974年には欧州でEBMTが設立され、造血細胞移植に関わるデータの収集体制の確立に向けて取り組み始めました。日本では2006年に造血細胞移植登録一元管理プログラム(TRUMP)が整備され、2012年に発布された「移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律」に基づき、2013年に日本造血細胞移植データセンター(JDCHCT)が設立されました。
さらに2019年より新たな免疫細胞療法であるCAR-T細胞療法が開始され、その長期フォローアップも必須となり、当データセンターは「造血細胞移植」、「CAR-T細胞療法」を2つの主柱とした全例登録システムへと拡大しました。
データセンターの任務は、データ登録のみならず、データ活用が両輪です。日本造血・免疫細胞療法学会(JSTCT)の各種ワーキンググループによるデータ解析も活発に行われ、論文が次々と発表され、その成果は診療ガイドライン作成にも大きく貢献しています。
今ではJDCHCTは、CIBMTR, EBMTと並ぶ世界3大データベースの地位を確立したといえます。これはひとえに高い症例登録率、積極的な利活用を担って頂いている臨床医の皆様の努力によるものであり、厚く御礼を申し上げるとともに、よりユーザーフレンドリーなデータセンターへ進化するために努力していく所存ですので、忌憚ないご意見を賜りますようお願い申し上げます。

代表理事 豊嶋 崇徳
10周年記念誌
設立10周年の節目を迎えるにあたり、当データセンターにとって初めての周年記念誌を2023年12月25日に発行しました。
「造血細胞移植および細胞治療の全国調査」の前身となる各調査の始動から一元化、そして当データセンターの設立を経たこれまでのあゆみ、現在の取り組み、そしてこれからの展望をご紹介できる一冊として、ご覧いただけましたら幸いです。
組織
日本造血細胞移植データセンター組織図

理事・監事(2026年7月現在)
| 理事長 | 豊嶋 崇徳 | (北海道大学) |
| 理事 | 熱田 由子 | (日本造血細胞移植データセンター・センター長) |
| 石丸 文彦 | (日本赤十字社) | |
| 一戸 辰夫 | (広島大学病院広島臨床研究開発支援センター) | |
| 加藤 光次 | (九州大学大学院医学研究院) | |
| 諫田 淳也 | (京都大学大学院医学研究科) | |
| 田渕 健 | (日本造血細胞移植データセンター) | |
| 新國 信一 | (NordicNinja VC Limited) | |
| 福田 隆浩 | (国立がん研究センター中央病院) | |
| 監事 | 鎌田 麗子 | (早稲田リーガルコモンズ法律事務所) |
| 高見 昭良 | (愛知医科大学医学部) |
委員会
造血細胞移植登録一元管理委員会
規約類は、「研究関連」ページ内、「造血細胞移植登録データ利用申請」に掲載されています。




