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NR4A1の一塩基多型と造血幹細胞移植後GvHDの関連性に関する臨床研究
研究の目的
制御性T細胞(Treg)の重要な核内転写因子にNR4A1があるが、この発現量の低下に導くヒト一塩基多型(SNP)が最近報告された。このSNPを持つ個体では、シクロスポリンなどカルシニューリン阻害剤投与時には全てのNr4aファミリー分子の発現が低下した状態となり、Treg分化が抑制され、ひいては移植後の免疫寛容の誘導が阻害される可能性が示唆されている。本研究では、このSNPと同種造血幹細胞移植後の移植片対宿主病(Graft Versus HostDisease;GvHD)の発症頻度、重症度や予後との関連性の検討を試みる。
研究の方法
日本造血細胞移植データセンター・日本赤十字社よりドナーとレシピエントのペア検体に関し、入手可能なDNAをテンプレートとし、NR4A1 rs2701129遺伝子部位をPCRで増幅する。増幅後のDNAを精製し、シークエンスにより塩基配列を解読する。TT(通常型)、TC(SNPヘテロ)、CC(SNPホモ)遺伝子型と、日本造血細胞移植データセンター(JDCHCT)/日本造血細胞移植学会(JSHCT)のTRUMPデータと照合することで、GvHD発症率、重症度等との関連性の検討を行う。
研究実施期間
2016年10月07日~2020年03月31日(研究進捗状況により延長の場合があります)
研究計画書
- 研究計画書(ダウンロードいただくには、JDCHCT HP のWeb認証が必要です。)
倫理審査結果通知書
- 臨床研究等審査結果通知書_慶應義塾大学(ダウンロードいただくには、JDCHCT HP のWeb認証が必要です。)
研究組織
慶應義塾大学 血液内科教室、微生物・免疫学教室
個人情報について
完全に匿名化された状態で研究が行われます
問い合わせ先
慶應義塾大学血液内科 笠原秀範 東京都新宿区信濃町35 03(5363)3785