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非血縁骨髄ドナーが保有する抗HLA抗体の移植成績への影響
研究の目的
本邦で施行された非血縁者間骨髄移植症例の既存データおよび保存検体を利用し、ドナー保有の抗HLA抗体が移植成績に与える影響について解析することにより、ドナーの抗HLA抗体の保有状況が明らかとなると同時に、患者特異的あるいは非特異的抗HLA抗体の存在が移植成績に及ぼす影響が明らかとなる。
研究の方法
2014年に本邦で造血器疾患に対して行われた非血縁者間骨髄移植症例で、日本造血細胞移植データセンター/日本造血細胞移植学会の実施する「造血細胞移植医療の全国調査」にて収集されたデータ、およびドナーの血漿が「非血縁者間骨髄・末梢血幹細胞移植における検体保存事業実施計画書」に基づき保存されている535例を対象とする。ドナーの保存血漿を利用し、classⅠ、classⅡの抗HLA抗体のスクリーニング、同定を行う。データベースから抽出した情報による解析を行い、ドナーの抗HLA抗体保有状況およびドナー保有の抗HLA抗体が移植成績に与える影響を明らかにする。
後ろ向きコホート研究
研究実施期間
倫理審査承認日から3年間
研究計画書
- 研究計画書(ダウンロードいただくには、JDCHCT HP のWeb認証が必要です。)
倫理審査結果通知書
- 臨床研究等審査結果通知書_京都大学(ダウンロードいただくには、JDCHCT HP のWeb認証が必要です。)
研究組織
京都大学医学部附属病院 血液内科・輸血細胞治療部
日本造血細胞移植学会 HLAと移植 ワーキンググループ
AMED免疫アレルギー疾患等実用化研究事業「本邦における同種造血細胞移植の最適化を目指した移植医療体制の確立と国際的視点からのharmonizationに関する研究」
個人情報について
1)試料等の匿名化および連結可能性の有無
データベースに関する情報はすべて匿名化したものを扱う。すなわち、新たにIDを付け連結可能とし、対応表を別に管理する。
2)個人情報を含むデータの取扱者の範囲
匿名化された個人情報および個人データの取り扱い者は、日本造血細胞移植データセンターおよび研究担当者に限られる。データの収集は、京都大学医学部附属病院 血液内科(助教)の諫田淳也が行い、その管理責任を負う。対応表およびデータの保管は、血液・腫瘍内科学の臨床研究室に備え付けられた、ウイルス対策ソフトがインストールされたコンピュータにおいて、パスワードを設定して行う。
3)同意撤回後のデータの利用について
データ使用への参加を拒否した患者に関しては、当該患者のデータを消去し、一切使用しない。
問い合わせ先
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研究者における窓口:京都大学医学部附属病院 血液内科 諫田淳也
075-751-3152 jkanda16@kuhp.kyoto-u.ac.jp -
病院の窓口:京都大学医学部附属病院 相談支援センター
(Tel)075-751-4748 (E-mail) ctsodan@kuhp.kyoto-u.ac.jp