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NUDT15遺伝子多型が造血細胞移植に与える影響に関する研究
研究の目的
先行研究の結果をもとに、NUDT15という薬物代謝遺伝子の多型が同種造血細胞移植に与える影響を解析することを目的とします。本研究の成果は、適切な造血細胞移植ドナーを選択する指針になることや、移植後のウイルス再活性化リスクを評価するための情報となると期待されます。
研究の方法
2006年1月から2016年12月までに全国の医療施設で造血細胞移植を行なったドナーとレシピエントのうち、年齢や疾患名を問わず、ペアで解析可能な1750組(3500例)をランダムに抽出して対象とします。
具体的な方法として、「非血縁者間骨髄・末梢血幹細胞移植における検体保存事業実施計画書」で収集されたDNAと、「造血細胞移植および細胞治療の全国調査」で登録された臨床情報を研究に用います。DNAを用いて、ターゲットシークエンス法やSanger法などを用いてNUDT15遺伝子のみ多型を解析し、得られた結果と臨床情報を比較し、造血細胞移植の臨床経過に与える影響を解析します。
また、本研究へ既に提供された試料・情報は、匿名化されているため二次利用同意の撤回対象にはなりません。
研究実施期間
倫理審査委員会承認後から2026年3月31日まで。
研究計画書
- 研究計画書(ダウンロードいただくには、JDCHCT HP のWeb認証が必要です。)
倫理審査結果通知書
- 臨床研究等審査結果通知書_東京大学(ダウンロードいただくには、JDCHCT HP のWeb認証が必要です。)
研究組織
研究責任者
〒113-8655 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学医学部附属病院 小児科 加藤 元博
TEL: 03-3815-5411(代表)
個人情報について
研究に関する試料と情報は、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に基づき、研究終了を報告した日から5年経過する日まで保管し、以後は廃棄を原則とします。
本研究では、直接個人が特定できないよう匿名化が行われたDNA試料・情報の提供を受けて研究を行います。DNA試料は鍵がかかる研究室で管理を行います。臨床情報も、セキュリティー管理された部屋に置かれ、パスワード保護されたコンピュータを用いて厳重に保管を行います。
問い合わせ先
研究責任者
〒113-8655 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学医学部附属病院 小児科 加藤 元博
TEL: 03-3815-5411(代表)