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ゲノムのメチル化状態計測による年齢推定法の開発
研究の目的
メチル化年齢推定法とは、ゲノム上の多数のCpGサイトのメチル化状態を測定することにより、ヒトの実年齢を推定する方法である。この推定年齢には個人差があり、実年齢より高い人や低い人がいて、加齢に伴うさまざまな疾患との関連が明らかにされている。同種移植においてはドナーの年齢が移植成績に影響することが知られているが、これには実年齢ではなく細胞の推定年齢が関係していると予想される。本研究では、日本人を対象とした新しい高精度のメチル化年齢推定法を開発することをめざす。これにより、効率よくメチル化状態を測定し、細胞の加齢状態を判定できる手法を開発する。
研究の方法
採血時の年齢が既知である骨髄バンク登録者の血液由来ゲノムDNAを用いて、年齢と強く相関することが判明しているゲノム上の250ヶ所のCpGサイトについて、次世代シークエンサーを用いた解析によりメチル化状態を測定する。別途収集する健常人ボランティアから取得する試料の解析結果を合わせてデータ解析を実施することにより、日本人に適用可能な高精度かつ低コストの年齢推定法を開発する。一部のDNA試料についてはテロメア長も調べ、メチル化年齢との関係を明らかにする。
研究実施期間
2024年6月10日から2027年3月31日
研究計画書
- 研究計画書(ダウンロードいただくには、JDCHCT HP のWeb認証が必要です。)
倫理審査結果通知書
- 臨床研究等審査結果通知書_東海大学(ダウンロードいただくには、JDCHCT HP のWeb認証が必要です。)
研究組織
研究代表者 今西 規(東海大学医学部医学科基礎医学系分子生命科学・教授)
試料・情報の管理責任者 鬼塚真仁(東海大学医学部医学科血液腫瘍内科・教授)
個人情報について
日本造血細胞移植データセンターから本研究実施組織へ検体と情報を提供する時点で既に匿名化がなされており、本研究では対象者の氏名・住所などの個人情報は取り扱いません。対象者の採血時の年齢と性別の情報のみを使用します。試料や情報を本研究のために使用されたくない方は、ご連絡をいただければ解析対象から除外いたします。このような場合でも、被験者の方が不利益を被ることはありません。ただし、既に匿名化されていて除外不可能な場合などは、ご希望に添えないこともあります。
問い合わせ先
東海大学医学部医学科基礎医学系分子生命科学
〒259-1193 神奈川県伊勢原市下糟屋143
所属・担当者名: 今西 規
電話:0463-93-1121内線2143(平日9時-17時)