二次調査を伴う臨床研究

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レシピエントが有する抗HLA抗体の抗原特異性と反応強度が血縁者間HLA不適合移植、および、非血縁者間臍帯血移植の生着に与える影響

研究の目的

 血縁者間HLA不適合移植、非血縁者間臍帯血移植における生着不全の原因として、レシピエント側の抗HLA抗体、特にドナー特異的抗HLA抗体(donor-specific antibody, DSA)の存在が指摘されている。しかしながら、抗HLA抗体の検査方法の差異等により、結果の乖離が認められることもあり、検査方法の選択と結果の解釈の具体的方法については一定の見解が得られていない。
 本研究は、本邦で行われた血縁者間HLA不適合移植および非血縁者間臍帯血移植を対象に、二次調査を通じて移植前抗HLA抗体に関する詳細な情報を収集し、生着不全に関わる因子の解析を行い、また抗HLA抗体に対する治療介入の現状を調査し、抗HLA抗体を有する場合のドナー選択方法と治療介入に関する有用な情報を収集することを目的とする。


研究の方法

 2010年 1月1日から 2014年 12月31日の期間に、血縁者間HLA不適合移植または非血縁者間臍帯血移植を受けた患者を対象とする。移植前に抗HLA抗体が検出されたと報告されている患者に関しては、二次調査により、抗HLA抗体の対応抗原や反応強度の指標とされているMean fluorescence intensity(MFI)、DSAの有無、抗HLA抗体に対する治療介入の有無に関する情報等を収集する。生着不全に影響を及ぼす因子の解析を行い、抗HLA抗体のMFI cut-off値を明らかにする。


二次調査研究計画書 (ファイルをご入用の際は当データセンターまでお問い合わせ下さい。)

  • 二次調査研究計画書

倫理審査結果通知書 (ファイルをご入用の際は当データセンターまでお問い合わせ下さい。)

  • 東京都保健医療公社 多摩北部医療センター 倫理問題審議結果通知書
  • 大分大学医学部 臨床研究審査結果通知書
  • 日本造血細胞移植データセンター 倫理審査結果報告書

研究期間

研究期間:研究許可日から2018年12月31日まで


調査期間

データ収集期間:2017年12月31日(日)まで
対象施設の連絡責任医師・入力担当者の皆様宛てにメールにてご案内をいたしました。
ご施設での倫理審査の為、締切日までにご提出が難しい場合には当データセンターまでご連絡ください。


  • 二次調査 調査票 Word版(ファイルをご入用の際は当データセンターまでお問い合わせ下さい)

研究機関

日本造血細胞移植学会 ワーキンググループ(HLAと移植成績、GVHD以外の移植関連合併症)


連絡先

本研究に関する連絡先は以下の通りです。本研究はTRUMPを用いた匿名化データを使用しています。本研究における移植情報の使用に関し疑問がある方は遠慮なくご連絡下さい。

研究事務局
東京都保健医療公社 多摩北部医療センター 血液内科 萩野 剛史
TEL: 042-396-3811
FAX: 042-396-3076
E-mail: hagip.homa@gmail.com

国立がん研究センター中央病院 造血幹細胞移植科 藤 重夫
臍帯血移植関連でのお問い合わせは以下にお願いします。
大分大学医学部 腫瘍・血液内科 緒方 正男
TEL: 097-586-6275
FAX: 097-586-6056
E-mail: mogata@oita-u.ac.jp


〒480-1195
愛知県長久手市岩作雁又1番地1 愛知医科大学内
TEL:0561-65-5821 / FAX:0561-65-5822
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