- ホーム >
- 研究関連 >
- 二次調査を伴う臨床研究 >
- 同種造血幹細胞移植におけるHIV感染の影響
同種造血幹細胞移植におけるHIV感染の影響
研究の目的
日本では新規HIV感染者は年間1000例以上報告され、HIV感染者総計は20000例を超えており、今後HIV感染者に対し造血幹細胞移植を行う機会は増加することが予想される。二次調査を通じて、日本でのHIV感染が及ぼす同種造血幹細胞移植への影響が明らかになり、造血器腫瘍を発症したHIV感染者に対する治療の選択肢が広がることが期待できる。また大量化学療法を前処置とした造血幹細胞移植がHIV感染者のHIVの治療自体に及ぼす効果を移植前後での末梢血CD4数、末梢血HIV-RNA量の推移を知ることにより評価することができる。本研究では日本でのHIV感染が及ぼす同種造血幹細胞移植への影響を明らかにすることを目的とする。
研究の方法
- 二次調査の対象
造血器腫瘍としTRUMPの主疾患名が「急性骨髄性白血病(AML) 「急性リンパ性白血病(ALL)」「慢性骨髄性白血病(CML)」「骨随異形成症候群(MDS)」「その他の白血病」「骨髄増殖性疾患(MPD)」「リンパ系悪性腫瘍(LBLを含む)」「形質細胞性腫瘍」症例のうち、2005年 1月1日から 2014年 12月31日までに初回同種造血幹細胞移植(自家移植歴のある場合は除く)を行った移植時年齢16歳以上の症例の中で、HIV抗体陽性と記入されている人を対象とする。
- 調査項目
HIV感染の確認検査(PCR法もしくはウエスタンブロット法)の有無、移植時のHIV治療内容、ART導入直前、原疾患に対する初回の化学療法開始前、移植前処置前、移植後(6ヶ月、1年、2年、3年)の末梢血HIV-RNA量、ART導入直前、原疾患に対する初回の化学療法開始前、移植前処置前、移植後(6ヶ月、1年、2年、3年)の全リンパ球、ART導入直前、原疾患に対する初回の化学療法開始前、移植前処置前、移植後(6ヶ月、1年、2年、3年)のCD4リンパ球数
- 調査方法
調査票を用いて上記の調査項目データを収集する。
研究期間
研究承認日 ~ 2020 年 12 月
調査期間
-
データ収集期間:2019年3月31日まで
対象施設の連絡責任医師・入力担当者の皆様宛てにメールにてご案内をいたしました。 ご施設での倫理審査の為、締切日までにご提出が難しい場合にはデータセンターまでご連絡ください。
- 二次調査票(ダウンロードいただくには、JDCHCT HP のWeb認証が必要です。)
二次調査研究計画書
- 二次調査研究計画書(ダウンロードいただくには、JDCHCT HP のWeb認証が必要です。)
倫理審査結果通知書
- 京都大学医学部附属病院 倫理審査結果報告書(ダウンロードいただくには、JDCHCT HP のWeb認証が必要です。)
研究組織
研究代表者
京都大学医学部附属病院 血液内科 髙折晃史
共同研究者
京都大学医学部附属病院 血液内科 諫田淳也
京都大学医学部附属病院 血液内科 吉永則良
横浜市立市民病院 血液内科 相佐好伸
個人情報について
本研究では個人情報(プライバシー)を保護するため、患者の氏名、現住所、電話番号を取得しない。調査対象医療施設内での患者の同定のため、施設内でのみ氏名やカルテ番号情報との連結が可能となっている。医療情報は登録番号を用いて同定され、研究の結果が公表される場合にも患者のプライバシー保護に配慮する。
問い合わせ先
研究事務局
京都大学医学部附属病院 血液内科 吉永則良
〒606-8507 京都府京都市左京区聖護院川原町54
TEL: 075-751-3111 FAX: 075-751-3201
E-mail: noriyo@kuhp.kyoto-u.ac.jp